今回のテーマは、パタニティハラスメント。斎藤工さん演じるイクメン社員がキーになります。徐々に面白くなってきました。
前回のあらすじ
ハラスメントゲーム2話のあらすじ&感想は以下の記事にまとめました。



ハラスメントゲーム3話のあらすじ(ネタバレ含む)
3話の出演キャスト
おもな出演者は以下のとおり。
マルオホールディングス側キャスト
- 秋津渉(唐沢寿明)
- 高村真琴(広瀬アリス)
- 矢澤光太郎(古川雄輝)
- 小松美那子(市川由衣)
- 丸尾隆文(滝藤賢一)
- 水谷逸郎(佐野史郎)
- 脇田治夫(高嶋政宏)
ゲスト出演
- 徳永悠馬(斎藤工)
どうなることかとハラハラしたけど最後に優しいイクメンパパが見れてよかった😊#斎藤工#ハラスメントゲーム pic.twitter.com/vwwEsFBONT
— Yuri (@sakia821) 2018年10月29日
あらすじと感想
今回はパタニティハラスメント(パタハラ)、世間ではイクメンなどと言われ、男性が積極的に育児に関わる事が女性の負担を少なくし、古い世代の考えに多い「育児は妻、夫は仕事でバリバリ稼ぐ」といった女性差別につながる考え方を変えていこうという風潮の中で、育児を理由に退社時間を早め帰宅する男性社員への風当たりがパタハラの要因となっています。
職場では忙しく働く社員や上司がいる中、いつものように早々に退社しようとする男性社員に上司からかけられる言葉は、冷たく聞こえてしまう。職場での男性社員の気持ちを察すると居場所がない状況に追い込まれ、心苦しい思いに耐え切れずコンプライアンス室に相談するのは至極当然に見えたのだが、実は相談者の男性には裏の顔がありました。
パタハラを訴える男性とその裏側を探るコンプライアンス室長、様々なハラスメントが蔓延する世の中で被害を受けた側の話だけでは解決できない問題と向き合い解決していく様は、主人公であるコンプライアンス室長の人間性が重要となります。
人も痛みを知り、多角的に物事を推察できる能力がなければならない中で主人公の役柄はとても人間味あふれたまっとうな考えで清々しいです。
秋津は、相談者の男性社員の話を聞く中で、ハラスメントを盾に自分の立場を主張している彼が組織で働くことにある意味あきらめを感じて副業に時間を費やしている事に気づき、真意を問います。
男性社員を頭ごなしに責め立てるのではなく結果に至った経緯やこれからの彼への処遇も含め、様々な観点から良案を見出そうとする主人公の観察力や洞察力には感服します。
結果的に会社就業規則に反する行為を行った男性社員には自己退職を則すこととなるのだが彼の今後を考えれば、ただただ放り出すのではなく副業を本業として成功させるモチベーションを植え付けることで彼の将来に光を当て、組織人としてではなく自身の力で歩むきっかけを与えました。
そもそも社長がコンプライアンス室長に主人公を任命した理由や主人公の過去にまつわる因縁めいたものも含め、これからの物語はどう進むのか、これからも様々なハラスメントが出てくるだろう。主人公のきめ台詞である「くず中のくず」、今回の場面では少し違和感があったように思うが、心優しい主人公の気持ちの入ったあの言葉には、高圧的な言葉とは裏腹に本当の優しさとは何か相手を思う気持ちとは何かを考えさせられます。
ある意味殺伐とした世の中で、これからもあの決め台詞を聞くたびに清々しさを感じることができるだろうか。
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