下町ロケット7話で最初に佃製作所に与えられる試練は、帝国重工と交わしたトラクターのトランスミッション納入契約の取消しです。このドラマは、本当に試練ばかり訪れます。
下町ロケット前回のあらすじ
ヤタガラス編になって2話目。前回のあらすじ&感想は以下の記事にまとめました。



下町ロケット7話のあらすじ(ネタバレ含む)
7話の出演キャスト
佃製作所
- 佃航平(阿部寛)
殿村直弘(立川談春)- 佃利菜(土屋太鳳)
- 立花洋介(竹内涼真)
- 山崎光彦(安田顕)
- 軽部真樹男(徳重聡)
帝都重工
- 藤間秀樹(杉良太郎)
- 財前道生(吉川晃司)
- 的場俊一(神田正輝)
- 水原重治(木下ほうか)
ギアゴースト
- 伊丹大(尾上菊之助)
島津裕(イモトアヤコ)
ダイダロス
- 重田登志行(古舘伊知郎)
下町ロケットのキャスト相関図
公式サイトの下記ページをご覧下さい。


あらすじと感想
今回前にも契約を交わした場面は有りませんでしたから契約不履行ではないでしょうけど、現実社会でも19年も前に今話題の〇産のリストラ・下請け切りが大きな話題になったのですから有り得ない話じゃないですね。
この契約取消しはダイダロス&ギアゴーストの宿敵でもある帝国重工次期社長候補の的場がトランスミッションの内製化を決めた結果でありました。しかし事もあろうに佃製作所の1番の理解者である財前部長にそれを言い渡させる非情さが怖かったです。
爽やかなイメージの神田正輝さんが、底意地悪そうな策士をやると、あくどさが何倍にも増して感じられ、私自身の仇みたいに思えるのが凄いです。
的場のこの決定を覆す力はもはや財前にはなく、共に夢見たヤタガラスを使用した農業無人化プロジェクトも頓挫してしまうのではないかとやきもきさせます。
話を聞き裏切りに怒りを覚える佃に、財前はプロジェクトの要でもある佃の親友である野木の残留を説得して欲しいと依頼し、更に佃の怒りを買う事になります。
あの場面の財前さんの苦悩に満ちた表情、演じている吉川晃司さんの評価が又上がった事間違いなし。爺さんの私にもグッと来るものがありましたから、女性ファンには堪らないでしょう。歳を重ねて渋い男を演じられる様になった吉川さんの色気全開でした。
佃と娘の関係もこの騒ぎの中、ロケット用バルブの秘密保持契約絡みで険悪化しますが、今回は話題を詰め込み過ぎだったから、敢えて盛り込まなくても良かったのではないでしょうか。
さて、佃製作所及び佃社長ははこの危機をどうやって凌ぐか、此処からが今回の見せ場ですよね。
佃社長の熱い心が爆発し障害を蹴散らす前に更に試練の追い打ちが来ますが、
「でも安心して下さい。乗り越えますから。」
そう分かっちゃっていてもハラハラさせてくれるドラマです。
そこが良いんだけどね。
帝国重工にダイダロス、ギアゴースト等々、敵は幾万ありとても突き進む佃製作所は、先ずは野木教授の帝国重工との共同プロジェクト離脱を思い止まらせ、自社との共同開発も視野に入れた体制を作り、これからが勝負と思わせた所でまたまたカウンターパンチ炸裂!
ラストで登場した「下町トラクター」には驚きました。
そんな展開になるとは思いもしませんでしたから、野木さんが裏切ったのかと思ってしまいましたが、ダイダロス、ギアゴースト連合が帝国重工に仕掛けた復讐劇だったんですね。
両社は佃製作所側から見れば悪役でありながら帝国重工に立ち向かいますから、「敵の敵は味方」と考えるならば善玉になれる訳です。でも、そうはならず、もっと三つ巴・四つ巴のドロドロした闘いが続くのでしょう。
イモトさんが終盤でチョイと顔を見せていましたから、次週辺りで佃製作所に参加し、其れを切っ掛けにギアゴーストとも和解する流れも良いかも知れません。(それでは展開が甘過ぎますね)
このドラマはやっぱり面白いです。
来週もリアルタイムで必ず観ようと思わせてくれる久々に血が騒ぐドラマです。
「下町ロケット/ヤタガラス」最高です!
以上
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