大恋愛9話は時間が大きく流れます。尚の妊娠から出産、そして子供が3歳になるまで。一気に時間が流れます。当然、病気は進行します。その間、うれしいのは尚の母親と侑市が結婚したこと。
9話の感想書きました。ネタバレ大きく含みます。ご注意ください。
前回のあらすじ
前回のあらすじ&感想は以下の記事にまとめました。



大恋愛9話のあらすじ(ネタバレ含む)
9話の出演キャスト
おもな出演者は以下のとおり
- 北澤尚(戸田恵梨香)
- 間宮真司(ムロツヨシ)
- 井原侑市(松岡昌宏)
キャスト相関図


あらすじと感想
切なく、苦しくて胸が締め付けられるような回でした。
尚の母親と侑市が結ばれた事はよかったです。
でも、尚のアルツハイマーがどんどん進行し、妊娠、出産、子供が赤ちゃんの頃はまだ幸せな様子がよくあらわれていましたが、それでも、水野さんにお手伝いをしてもらわないとならない状況や、仕方ないにしても、それは尚にとっては辛い事であり、自信がなくなってしまう事である事がよくわかり、切なくなりました。
また、後半、真司が家を建てて、本当ならば、幸せの絶頂であるはずなのに、尚の病気が進行しているのが一目瞭然で、恵一が成長して、遊びたい盛りの時に、自由に遊ばせてあげられない、近くの公園にしかいけない、それを真司が恵一に話す様子も苦しくなりました。
真司が仕事で、恵一が公園に遊びに行きたいと言い、尚と恵一に赤い糸をつけて、公園に遊びに行かせるのですが、帰ってきたのは尚だけで、それを見た真司の何とも言えない表情がまた悲しくなりました。
事態が理解できない尚と、恵一がいない事を不思議に思い、みんなが探してくれてる、と言った真司に対して、尚が自分も行く、と取り乱し、それを見た真司が尚を怒ってしまう姿がリアルで、真司のやり場のない思い、尚にあたってしまう気持ち、でもあたってはいけない、という真司の葛藤、苦しみが出ていて、決して真司が悪いわけではなく、でも尚が悪いわけでもなく、どうにもできない思い、苦しみ、やるせなさが募るシーンでした。
恵一が無事見つかり、ホッとしましたが、自分の子供がいなくなったことがわからない、守れない、好きな場所に行かせてあげられない、一緒に出かけられない、普通に出来ると思っていることができない苦しみを、尚はどう抱えているのだろうと、考えました。
一緒にいるのに、自分が負担になってしまう、何もしてあげられない、迷惑をかけてしまう、そう考えてしまっているのではないかと心配になりました。
どんどん進行してしまう病気の中で、どう向き合えばよいのか、どこまで感情をぶつけたり、我慢したりしなければならないのか、真司の気持ち、尚の気持ち、恵一の気持ち、それぞれの想いを考えました。
人を愛するということ、どこまで愛することができるか、受け入れる事ができるか、自分ができること、そういう事を深く考えさせられる回でした。
誰も悪くない中で、気持ちのやり場のない切なさがとても苦しく、みんな笑顔でいてほしいと思いました。
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