前回の最後に、1年前、弁護士資格をはく奪されたことに関して小鳥遊翔子は、天馬弁護士を相手に1円の損害賠償を求め訴訟を起こします。
最終回のあらすじと感想をまとめました。ネタバレ含むのでご注意ください。
前回のあらすじ
前回のあらすじ&感想は以下の記事にまとめました。



最終回のあらすじ(ネタバレ含む)
最終回の出演キャスト
おもな出演者は以下のとおり
- 小鳥遊翔子(米倉涼子)
- 青島圭太(林遣都)
- 京極雅彦(高橋英樹)
- 大鷹高志(勝村政信)
- 伊藤理恵(安達祐実)
- 芳野明(三浦翔平)
- 馬場雄一(荒川良々)
- 天馬壮一郎(小日向文世)
- 海崎勇人(向井理)
キャスト相関図


あらすじと感想
その過程で、守屋の事件を明らかにし、天馬と大峰のつながりも明らかに、そして翔子が弁護士資格をはく奪されたきっかけとなった金銭授受についても、それがワナであったことを証明しようとしていました。証拠はただ一つ、殺害された市瀬の所持品だった、どこのものか分からない1本の鍵でした。
スポーツジムのロッカーの鍵であることだけは突き止めたので、あちこちのスポーツジムを手分けしてしらみつぶしに当たります。1年も前に紛失した鍵、中身が1年もそのままだとは思えないしとっくに作り替えていそうなものですが…。
ともあれ、たった一つの頼みの綱の調査を進める中、京極と伊藤が逮捕され、馬場と明はヤクザの手によって大けがをさせられ入院してしまいます。おそらく天馬の差し金だったのでしょう。
天馬の事務所に乗り込む翔子。かつての恋人海崎は冷たく突き放しつつも「君一人じゃ絶対に勝てない」と言います。この言葉に、ふと、海崎が助けるのでは?と思いました。
大鷹、青島と翔子の3人になった京極事務所ですが、なんと奇跡的にロッカーが見つかり、そこには「貧困を救う会」の裏帳簿と思われるものが隠されていました。そしてドライブレコーダーのデータも手に入る、と次々に証拠が集まり始めます。
バーで乾杯をするメンバーたち。そんなに大声で裁判のことを話していいんだろうか?と思いながら見ていましたが、聞き耳を立てていた白鳥にわざと聞かせるためでした。なかなかの策でした。
口頭弁論の日。弁護士資格のない翔子に尋問をさせるというのは可能なのだろうか?と疑問に思いつつ見ましたが、裁判の様子は、いかにも天馬に対して忖度しているように見える裁判官の様子含め見ものでした。
特に海崎が証人に立ってからの翔子とのやりとりは息を飲みました。追い込まれたかに見えた翔子でしたが、天馬側が証拠として流し始めたデータは、あろうことか天馬と大峰の密談の様子。海崎と白鳥の裏切りでした。
彼らが裏切ることは想像がつきましたが、何をきっかけに2人が天馬を裏切ろうとしたのか、翔子が最後に海崎に「理想のかけらが残ってた」と言ったのでそういうことかもしれませんが、ここまで例えば天馬への不信や、昔の自分を思い出すといったような、そんな姿が少しも見えなかっただけにちょっと唐突な裏切りに見えました。
ただ、「君一人じゃ勝てないって言ったろう」というセリフと、翔子が去って行ったあとに、ふともらした微笑が非常に印象的でした。今回随分腹黒い役を演じた向井理さんでしたが、ダークヒーローとでもいうようなこの役、とても似合っていたと思います。好演でした。
裁判に勝ち、これで弁護士資格を取り戻して、さあ事務所の新たなるスタートか、と思っていたら、その手続きは踏まず翔子は旅に出ます。
弱い人を助ける、と言っていた翔子ですから、弁護士として再スタートしてほしかったとも思いますが、他のメンバーに後を託し風来坊のように旅に出るのもまた彼女らしいと思いました。
何年か後、ふらりと事務所に戻りみんなにはっぱをかける、そんな翔子をまた見てみたい、いつかスペシャル番組でいいので「その後の京極事務所」を見てみたい気がします。
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