ダイダロス&ギアゴースト連合の下町トラクターに惨敗した前回。
10話は、帝国重工からエンジンとトランスミッションの委託をお願いされます。
エンジンは大丈夫だけど、トランスミッションに不安を覚える佃陣営。ここで、遂にイモトさん演じる島津が佃製作所陣営に入社してくれました。
そして、殿村の田んぼでは、大雨でちかくの川が決壊して田んぼが全滅。。
最終回前の見逃せない下町ロケット10話のあらすじと感想をまとめました。
ネタバレ含みます。
前回のあらすじ
前回のあらすじ&感想は以下の記事にまとめました。

下町ロケット10話のあらすじ(ネタバレ含む)
10話の出演キャスト
佃製作所
- 佃航平(阿部寛)
殿村直弘(立川談春)- 佃利菜(土屋太鳳)
- 立花洋介(竹内涼真)
- 山崎光彦(安田顕)
- 軽部真樹男(徳重聡)
- 島津裕(イモトアヤコ)
帝都重工
- 藤間秀樹(杉良太郎)
- 財前道生(吉川晃司)
- 的場俊一(神田正輝)
- 水原重治(木下ほうか)
ギアゴースト
- 伊丹大(尾上菊之助)
ダイダロス
- 重田登志行(古舘伊知郎)
キャスト相関図


あらすじと感想
これでメンツが全て揃いましたので、佃製作所の農業用トラクター業務への参入が決まり「ダイダロス&ギアゴースト」軍団に反撃開始です。
佃製作所開発部では新規加入のイモトさんと開発部の元纏め役の軽部との確執を描いて、開発部が空中分解かと匂わせますが、安心して下さいやっていますよ、軽部さんは定時で帰ると見せて皆が居なくなった開発部で夜間に実験を繰り返しシッカリと己の担当部分を処理していました。そんな事は中小企業であっても現実ではあるまいなんて突っ込みは不要です。佃製作所製のトランスミッションが、彼の秘めたる努力で仕上がり成功すれば良いんです。
エンジン+トランスミッションでの成功が見えて来た佃陣営は、無人トラクターの走行テストをする場所を求め探しますが上手く行きません。当然の流れで殿村さんの水田を使ったテストを考えますが、殿村さんのオヤジが一本気で、佃製作所の物であっても機械導入を拒み難航します。
そうこうしている内に北陸地方の台風により殿村家の水田が全滅してしまいます。
嵐の後に訪れた佃社長が殿村に、「うちに戻っては如何か」と助け舟を出しますが、殿村は未だ1年も経ってはいないが大きく膨らんだ農業への思いからキッパリと拒否をします。その場面を思い出して自宅で自分の発した言葉を恥じて後悔する佃の姿に、もそれでこそ佃社長だと共感を誘います。
今回はイモトさんの復帰で盛り上げた後に小エピソードを置きつつ、最後に佃社長、技術部長、帝国重工財前部長が殿村さんのオヤジを説得する場面を最大のハイライトとして配置していました。
あの場面で佃社長が、勿論商売では有るが我々は我が国の農業の将来を憂いてこのプロジェクトを推進すると力強く、そして信念を持って発言し、殿のオヤジが感極まり、座布団を外し、頭を畳にすり付ける様にしながら「お願いします」と言ったあの場面で泣けて泣けて本当に良かったです。
これですよこれ、「下町ロケット」の醍醐味は。
今回はロケットのバルブ開発の話題が一回も出ず、この農業用無人トラクターの開発に向けて佃製作所陣営が一体となる姿を強調してくれたので、非常に分かり易く受け入れる事が出来、最終的にあの場面で泣かせて貰いました。
製作者側の仕掛けに充分乗れた爽快感が、恥ずかしげもなく泣いた後で大いに有りました。
「正義は我にあり」また予告編で佃社長が吠えていました。来週12/23が最終回ですが、特別篇(?)を来年正月にやるみたいです。「一体如何なってしまうのか!」NTVではないですがそう言いたくなってしまいました。来年まで楽しみが続くのが嬉しいですがね。
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