今回は、今話題のフリマアプリが事件に関わってきます。
こういう方法があるのかと驚きました。
相棒シーズン17の13話のあらすじ(ネタバレ含む)
出演キャスト
おもな出演者は以下のとおり
特命係
- 杉下右京(水谷豊)
- 冠城亘(反町隆史)
サイバーセキュリティ対策部
- 青木年男(浅利陽介)
捜査一課
- 伊丹憲一(川原和久)
- 芹沢慶二(山中崇史)
キャスト相関図
あらすじと感想
冠城亘が寒空の夜に一人たたずむ女性が気になり声をかけ、「これから、やらなきゃいけないコトがある」と意味深な事を話すオープニングで始まりました。
橋本美由紀という女性のこの台詞が気になる展開を予感させ、今回も面白そうな内容になりそうだと感じました。
しかし、この女性が中心となり話が展開されると考えましたが、直ぐに死体で発見されてしまいます。
近くの聞き込みをする右京達が「カナリア急便」の配送業者の坪山という男に会い
左胸ポケットのボタンが外れていた事と、赤いシミが着いていた事に気づきます。
今回の大きな伏線です。
この時点ではサッパリ分からず、よく練られた伏線だと後で感心しました。
その後亡くなった美由紀が、エバーボックスというネットカフェで生活している事が分かります。
そこで、フリマアプリの「ウルカエール」を利用していた事も同時に分かります。
なんと、フリマアプリを上手に使って、服を転売して収益を上げていました。
こういう事が出来るのかと感心しました。
そして、右京の推理からフリマアプリで暴力団の武輝会の傘下のネオゴーストという組織が、違法な物を売買していたことが分かります。
手口は、こうです。
美由紀の母の形見の指輪を50万円でフリマで高額で出品し、商品である指輪ケースの中にロッカーキーを隠し拳銃等を売買する犯罪行為をしていた事が分かります。
この時点で清掃会社の人間3人に配送業者の男1人に暴力団と、美由紀を殺害した容疑者がこんなにも出てきてなかなかの混乱する展開となります。犯人が推理出来ずモヤモヤしながら見ていました。
右京は序盤で角田課長の書類整理を手伝っていて、その書類の中にネットを利用した犯罪の事を覚えていて、ネオゴーストの犯罪を見抜きます。
更に、美由紀が率先してコレに加担していたと推理しました。
細かな作業も後に伏線的に描かれ繋がるのが相棒らしいとも感じました。
それから、美由紀が最初の清掃会社の3人の内の1人、中野絢子と「ウルカエール」を通じて知り合っていたと分かります。
美由紀から儲け話があるとそそのかされたと供述し、しかしサイバーセキュリティ対策本部の青木の調べで不正出品のアカウントが半年ごとに変わっている事から、犯罪をしていたのが絢子の方だったと分かります。
ここから急展開です。何でも飲み込んでしまう子供をあやす女性を右京や視聴者に見せる演出があり、絢子が美由紀に対して嫉妬する様になった事や美由紀が不正出品を暴こうと配送したフリをした事が分かります。
その後、カナリア急便で働く坪山が、このフリマアプリでの犯罪を取り仕切っていた柴田と繋がっていて、絢子の子供を坪山が人質に取りそれを助けようとして転落して亡くなった真相が分かりました。
最初に述べましたが、この坪山の外れて無くなっていたボタンと赤いシミがクレヨンだったという伏線が、坪山逮捕へと繋がるのです。
右京が子供が吐いたと聞いた時に「何を吐いたか?」ではなく「吐きましたか、何処に?」と婦人警官に聞いていた場面を見て、この時右京は既に坪山のボタンを子供が飲み込んでいたと推理していて、ひょっとしたら最初の事情を聞いた時から怪しんでいたのでは?と考えられます。
「細かい事が、気になるのが僕の悪い癖」といつも右京が言っている様に本当に鋭い洞察力を右京は持っているなと改めて感じられた気がしました。
こうして真犯人が逮捕され結構な人数の人物を疑いながら見てしまい疲れましたが、最後にまた角田課長がダンボールの書類整理を頼みに現れて右京達がソソクサと帰って行くシーンを見て、今回の事件を解決して満足した右京のスッキリした様子が伺えてラストは自分も一緒に事件解決した気分になり、楽しく見られたかなと感じました。そんな13話でした。
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